腎疾患と口腔管理
2026年3月25日KO DH
慢性腎臓病患者における口腔管理の特殊性を解説します。
参考文献:Chambrone L et al.「Periodontitis and chronic kidney disease」Nephrol Dial Transplant(2013)
「透析患者さんの口腔ケア、何か特別なことはある?」——腎疾患と口腔の関係、まだあまり知られていないかもしれません。
腎疾患と口腔の関係
慢性腎臓病(CKD)と歯周病の間には関連性があることが示されつつあります。Chambroneら(2013)のシステマティックレビューでは、歯周治療が腎機能の一部マーカーに好影響を与えた報告が複数あることが確認されています。また、透析患者では口腔乾燥、尿素臭(アンモニア臭)、歯石沈着のしやすさ、免疫能の低下による感染リスクの増加が見られます。
透析患者特有の注意点
透析治療中の患者さんでは、抗凝固薬の使用による出血傾向、ヘパリンの影響、血圧変動への注意が必要です。透析日の処置は避け、非透析日に歯科受診するよう調整することが一般的です。また、腎機能に影響する薬剤の使用にも注意が必要であり、処方医との情報共有が欠かせません。
一方で、証拠はまだ発展途上
一方で、腎疾患と歯周病の関係はまだ研究が進んでいる段階であり、因果関係については慎重な解釈が必要です。しかし、定期的な口腔管理が全身状態を支えるという視点は、腎疾患患者においても変わらないのではないでしょうか。
それでは、また次回〜🦷✨