歯科衛生士の燃え尽きを防ぐ:長く働き続けるために
2026年7月6日KO DH
情熱があるほど陥りやすい燃え尽き症候群。研究が示す原因と、自分を守るための視点を整理します。
「最近、患者さんと向き合うのが少ししんどい」「休んでも疲れがとれない」——そんな感覚はありませんか?実は歯科衛生士は、対人援助職の中でも燃え尽き症候群(バーンアウト)を起こしやすい職種だと報告されています。
バーンアウトの3つのサイン
バーンアウトは、①情緒的消耗感(気力が尽きた感覚)、②脱人格化(患者さんへの思いやりが持てなくなる)、③個人的達成感の低下、の3つで捉えられます。
歯科衛生士は前傾姿勢や反復動作といった身体的負担に加え、限られた時間で成果を求められる精神的な負担が、消耗感につながりやすいことが複数の調査で示されています。
「やりがい」が逆にリスクになる?
ここで注目したいのが、熱心な人ほど燃え尽きやすいという点です。「患者さんのために」と頑張るほど、つい自分の限界を超えて働いてしまう。
ただし、やりがいそのものが悪いわけではありません。問題は、努力に見合う手応えや、裁量・周囲のサポートが不足しているとき。仕事の要求度に対して、自分でコントロールできる範囲や支えが釣り合っているかが鍵になります。
まとめ:自分を守る視点を持つ
長く働き続けるために、自分の心身を「資本」として大切にする視点を持っておきたいですね。
臨床でどう活かす?①「完璧」ではなく「今日できたこと」に目を向ける/②一人で抱えず、困りごとは早めに同僚や院長に共有する/③休憩・休日はしっかり「回復」のために使う。自分が整っていてこそ、患者さんに良いケアを届けられます。
参考:Maslach C, Schaufeli WB, Leiter MP「Job Burnout」Annual Review of Psychology 52(2001) / 厚生労働省「職業性ストレス簡易調査票」関連資料
それでは、また次回〜🦷✨