骨粗鬆症とビスフォスフォネート
2026年3月15日KO DH
MRONJ予防のために歯科衛生士が知っておくべき知識を解説します。
参考文献:Marx RE「Pamidronate and zoledronate」J Oral Maxillofac Surg(2003)
「骨粗鬆症の薬を飲んでいる患者さん、抜歯前に何か確認しないといけないんだっけ…?」
ビスフォスフォネートと顎骨壊死
ビスフォスフォネート(BP)製剤は骨粗鬆症や悪性腫瘍の骨転移に広く使われる薬ですが、顎骨壊死(MRONJ: Medication-Related Osteonecrosis of the Jaw)との関連が2003年にMarxにより初めて報告されました。MRONJは抜歯などの観血的処置をきっかけに発症することが多く、歯科治療前の確認が非常に重要です。
歯科衛生士として知っておくべきこと
BP製剤の投与経路(内服か注射か)、投与期間、ステロイドの併用の有無などがリスク評価に関わります。特に静脈注射の場合はリスクが高くなります。歯科衛生士は問診票の確認、必要に応じた主治医への照会を医師・歯科医師と連携して行う立場にあります。
ただし、無治療もリスク
ただし、MRONJを恐れるあまり口腔ケアを怠ることは逆効果です。不良な口腔衛生状態がMRONJのリスクを高めることも報告されています。適切なプラークコントロールと定期メインテナンスが、このような患者さんへの最大の貢献になるのではないでしょうか。
それでは、また次回〜🦷✨