2017年歯周病分類の改訂ポイント
2017年に歯周病の分類が大きく改訂されました。新しい分類体系のポイントと、臨床への影響を整理します。
今回参考にした論文は『2017 World Workshop on the Classification of Periodontal and Peri-Implant Diseases and Conditions』です。歯周病分類の最新の考え方がまとめられています。
「2017年の分類改訂、なんとなく知っているけど詳しくはわからない」——そういう方も多いのではないでしょうか。この改訂は歯周治療の考え方そのものを変える内容でした。
新分類の大きな変更点
2017年改訂の主なポイント:
①「慢性歯周炎」「侵襲性歯周炎」の廃止:ステージとグレードによる分類に統一
②ステージ(Stage I〜IV):重症度を示す
③グレード(A〜C):進行速度・リスクを示す
これにより、同じ「重症」でも進行リスクの高低を明確に区別できるようになりました。
ただし、新分類の適用には慣れが必要です
一方で、新分類は概念の転換を求めるものであり、旧来の「慢性」「侵襲性」という言葉に慣れた臨床家にはわかりにくい面もあります。また、ステージとグレードの組み合わせは初診時の情報だけでは決定できない場合もあるため、注意が必要かもしれません。
まとめ:分類の意図を理解して使う
・ステージで現在の重症度を評価する
・グレードで今後の進行リスクを評価する
・ステージとグレードを組み合わせて治療計画を立てる
新分類の目的は「個々の患者さんに合わせたアプローチの実現」かもしれません。
参考文献
Caton JG, Armitage G, Berglundh T, et al. A new classification scheme for periodontal and peri-implant diseases and conditions - introduction and key changes from the 1999 classification. J Clin Periodontol. 2018;45(Suppl 20):S1-S8.
それでは、また次回〜🦷✨