リコール間隔はどう決める
2026年2月14日KO DH
科学的根拠に基づいたリコール間隔設定の考え方を解説します。
参考文献:Axelsson P, Lindhe J「The effect of a preventive programme on dental plaque, gingivitis and caries in schoolchildren」J Clin Periodontol(1974)
「リコール間隔、3か月にする理由って何だっけ?患者さんに聞かれたとき、うまく答えられなかった…」
リコール間隔の根拠
リコール(定期検診・メインテナンス)の間隔については、画一的な「3か月」が広まっていますが、その根拠はどこにあるのでしょうか。歯肉縁下のプラーク再形成(特にスピロヘータなどの歯周病原細菌)には、クリーニング後から概ね8〜12週間で再び病原性バイオフィルムが形成されるというデータがあります。この生物学的なタイムラインが「3か月」の背景にあります。
リスクに基づいた間隔設定
リスクが高い患者さんには1〜2か月の短期リコールが有効で、安定した低リスク患者さんには6か月以上のリコールでも十分という考え方があります。Lang&Tonetti(2003)のリスク評価モデルを使えば、より科学的な根拠を持ってリコール間隔を設定できるかもしれません。
ただし、間隔の延長は慎重に
ただし、リスクの変化(ライフイベント、全身疾患の発症、喫煙の開始など)によってリコール間隔の見直しが必要になることがあります。「安定しているから」と間隔を延ばしたまま放置せず、毎回の来院時に再評価することが、予防的なメインテナンスの本質なのではないでしょうか。
それでは、また次回〜🦷✨