今回参考にした書籍は『Carranza's Clinical Periodontology』です。歯周治療後の再評価とその意義について詳しく述べられています。
先輩はSRP後の再評価で、迷わず「ここはまだ炎症が残ってる」「この部位は追加処置を検討しよう」と判断していく——。一方の自分は、なんとなくポケットを測って終わり、になっていないでしょうか。その差は「何を・いつ・なぜ見るか」を整理できているかどうかにあります。
「SRPをしたけど、次回何を確認すればいいんだろう?」と迷ったことはありませんか?再評価は治療効果の確認だけでなく、次のステップを決める重要な判断材料になります。
再評価の主なチェック項目
SRP後4〜8週で行う再評価では以下を確認します:
①BOP(プロービング時出血):炎症の残存を確認
②ポケット深度の変化:縮小しているか
③歯肉の色・形態:腫脹・発赤の改善
④プラークコントロール:患者さんのセルフケア状況
⑤根面の状態:残存歯石の有無
ただし、4〜8週という時期には根拠があります
一方で、再評価の時期が早すぎると正確な評価ができません。歯周組織が炎症から回復するには一定の時間が必要です。ただし患者さんの状態によっては時期を調整する場合もあるため、「時期」と「内容」の両方を意識した再評価が大切ではないでしょうか。
まとめ:再評価は治療の羅針盤
・再評価は「終わりの確認」ではなく「次の始まり」
・BOP・PD・PCR を組み合わせて総合的に判断する
・改善が不十分な部位には追加処置や歯周外科を検討
再評価の質が、歯周治療全体の質を左右するかもしれません。
参考文献
Carranza's Clinical Periodontology 13th ed. Newman MG et al. Elsevier (2019)
それでは、また次回〜🦷✨