フッ素塗布の濃度と頻度
2026年4月18日KO DH
フッ素の科学的な使い方と適切な濃度・頻度を解説します。
参考文献:Ten Cate JM「Contemporary perspective on the use of fluoride products in caries prevention」Br Dent J(2013)
「フッ素塗布って、何ppmのをどのくらいの頻度でやればいいんだっけ?」
フッ素の抗う蝕メカニズム
フッ素の抗う蝕効果は主に3つのメカニズムによります。①フルオロアパタイトの形成による耐酸性の向上②脱灰の抑制と再石灰化の促進③プラーク中の細菌の糖代謝阻害です。Ten Cate(2013)は、低濃度フッ素の頻繁な暴露が、高濃度フッ素の稀な使用より再石灰化に効果的な場合があると述べています。
濃度と頻度の考え方
日常のフッ素塗布では、歯磨き剤(1000〜1450ppm)の毎日使用が基本です。高リスク患者には5000ppm製剤の処方も検討されます。専門家塗布としては9000〜22600ppmのジェルやワニスが使われ、年2〜4回の塗布が推奨されています。小児では年齢・リスクに応じた適切な濃度選択が重要です。
ただし、過剰摂取には注意
ただし、フッ素の過剰摂取は歯フッ素症(フッ素症)を引き起こす可能性があります。特に乳歯形成期(0〜3歳)は慎重な管理が必要です。「たくさん使えば良い」ではなく、リスクと年齢に応じた適切な量と濃度を選択することが専門家としての判断力なのではないでしょうか。
それでは、また次回〜🦷✨