グレーシーキュレット、結局どれを選べばいい?──番手とタイプの考え方
いつも同じ番手を、なんとなく握っていませんか?スタンダード・ミニ・マクロ・リジットの違いを、対応部位と目的から整理して器具選択につなげます。
先輩は同じ部位でもスッと歯石を取れるのに、自分は手こずる——その差、じつは「番手とタイプの選び方」に隠れていることがあります。今日は“なんとなく同じ番手”から卒業するための、選択の考え方を整理します。
グレーシーキュレットを使っているけど「なんとなくいつも同じ番手」ということはありませんか?実はタイプの違いで適した部位・目的が大きく変わります。
グレーシーキュレットの基本構造
グレーシーキュレットは片刃(和包丁と同じ)で、ローワーシャンクを根面と平行にするだけで自然とフェイスが約70度の最適な作業角度になるよう設計されています。番手によって対応部位が決まっており、#1〜6が前歯部、#7〜10が小臼歯・大臼歯頬舌側、#11/12が大臼歯近心、#13/14が大臼歯遠心部に対応します。
4つのブレードタイプ
①スタンダード:4mm以内の歯根面に適した標準タイプ。
②アフターファイブ(After Five):ローワーシャンクがオリジナルより3mm長く、ブレード幅はオリジナルの90%。4mm以上の深いポケットに到達しやすい。
③ミニファイブ(Mini Five):アフターファイブと同じシャンク長で、ブレード長はオリジナルの半分。幅狭で深いポケットや縦溝に到達しやすい。
④リジット:スタンダードよりシャンクが硬く、強固な歯石の除去に向いている。しなりが少ないため大きな歯石に有効。
シャープニングの確認:ホワイトラインに注意
切れなくなったキュレットはカッティングエッジに白い線(ホワイトライン)が現れます。これはエッジが「線」から「面」になって光を反射しているサイン。ホワイトラインが見えたらシャープニングのタイミングです。
参考:小森朋栄ほか「歯科衛生士のためのインスツルメンテーション」ヒョーロン(2014)/ 山本浩正監修「SRP修行論」医歯薬出版
それでは、また次回〜🦷✨