今回参考にした書籍は『Carranza's Clinical Periodontology』です。グレーシーキュレットの設計思想と部位別適応について解説されています。
日々の臨床の中で、番号をなんとなく選んで使っていることはありませんか?「とりあえず#7/8を持ってみた」——そんな経験があるのではないでしょうか。
グレーシーキュレットはエリア・スペシフィック
グレーシーキュレットは部位特異的な設計が特徴です。刃は片側のみで、各番号が特定の部位に対応しています。
#1/2・#3/4:前歯部
#5/6:前歯〜小臼歯
#7/8:臼歯部・頬舌側面
#11/12:臼歯部・近心面
#13/14:臼歯部・遠心面
ただし、番号だけで判断しすぎないほうがいいかもしれません
一方で、部位への適応は絶対的なものではありません。歯列の傾斜・歯根の形態・ポケットの深さによって、使いやすいインスツルメントは変わります。適応外の番号を無理に使うと、根面への効果が下がるだけでなく術者の疲労も増す可能性があります。
まとめ:番号の意味を知って使う
番号ごとの適応を頭に入れておくと、インスツルメント選択の迷いが減り、SRPの質が上がるのではないでしょうか。「なんとなく選ぶ」から「意図して選ぶ」へ——その小さな意識の変化が、臨床の積み重ねになります。
参考文献
Carranza's Clinical Periodontology 13th ed. Newman MG et al. Elsevier (2019)
それでは、また次回〜🦷✨