SPTの目的と内容
歯周治療が終わったあとのSPT(Supportive Periodontal Therapy)。何をする期間なのか、その目的と内容を整理します。
今回参考にした論文は『The role of supportive periodontal therapy in the management of periodontal disease』(Periodontol 2000)です。SPTの目的と内容について詳しくまとめられています。
「歯周治療が終わったら、あとはメインテナンスだけ」と思っていませんか?SPT(Supportive Periodontal Therapy:支持療法)は、単なる「クリーニング」ではなく治療の継続という意味があります。
SPTの主な目的
SPTの目的は:
①歯周炎の再発予防
②残存歯の保存
③プラークコントロールの維持・向上
④リスク因子の継続的モニタリング
積極治療(SRP等)で達成した歯周組織の安定を、長期にわたって維持するための期間です。
ただし、SPTは受動的な期間ではありません
一方で、SPTは「何もしない」期間ではありません。毎回の再評価(BOP・PD・PCR)と必要に応じたSRPが行われます。また、全身状態の変化(糖尿病のコントロール状況・喫煙状況など)を確認し、リスクが上がれば間隔を短縮する判断も必要です。
まとめ:SPTこそが歯周治療の本番
・積極治療は「入口」、SPTが「本番」という感覚を持つ
・毎回の来院を「評価+治療+教育」の機会として活用する
・患者さんと一緒に長期的な管理を続けていく
SPTの質が、患者さんの歯の寿命を左右するかもしれません。
参考文献
Axelsson P, Nyström B, Lindhe J. The long-term effect of a plaque control program on tooth mortality, caries and periodontal disease in adults. Results after 30 years of maintenance. J Clin Periodontol. 2004;31(9):749-757.
それでは、また次回〜🦷✨