高齢患者とのコミュニケーション
2026年3月8日KO DH
加齢による変化を踏まえた高齢患者への対応方法を解説します。
参考文献:船越正也「高齢者歯科学」医歯薬出版(2018)
「高齢の患者さんに何度も同じことを説明しているけれど、伝わっているのかな…」——そう感じたことはありますか?
加齢による認知・感覚の変化を知る
高齢患者さんとのコミュニケーションでは、加齢に伴う変化を理解していることが前提になります。視覚・聴覚の低下、処理速度の遅延、記憶の保持力の変化などが起こることがあります。これは「理解できない」のではなく、「情報処理に時間がかかる」ということであり、急かさずゆっくりと話すこと、繰り返すことが有効です。
具体的な工夫
声のトーンは少し低めに、はっきりと、ゆっくり話すことが基本です。文章は短く区切り、一度に多くの情報を伝えないようにしましょう。書面での補足(大きな文字のリーフレットなど)も有効です。また、患者さんの「昔の話」に耳を傾けることが、信頼関係構築の近道になることもあるかもしれません。
一方で、一括りにしないことも重要
一方で、「高齢者だから」と決めつけることは危険です。80歳でもICTを使いこなし、情報収集を積極的に行う方も多くいます。個人差を尊重し、目の前の方に合わせたコミュニケーションをその都度調整することが、専門職としての姿勢なのではないでしょうか。
それでは、また次回〜🦷✨