歯周病リスクアセスメントの実際
2026年1月8日KO DH
PCRなどのツールを使った個別リスク評価の方法を解説します。
参考文献:Lang NP, Tonetti MS「Periodontal risk assessment for patients in supportive periodontal therapy」Oral Health Prev Dent(2003)
「この患者さん、次のリコールをどのくらいの間隔にしたらいいんだろう…」
歯周病リスクアセスメントとは
リスクアセスメントとは、患者さんが将来的に歯周病の進行・再発をどの程度起こしやすいかを評価し、個別のメインテナンス計画に反映させるプロセスです。Lang&Tonetti(2003)が開発した「PCR(Periodontal Risk Calculator)」は、出血率、骨欠損の程度、喫煙、糖尿病の有無などを組み合わせてリスクを「低・中・高」に分類する実用的なツールです。
臨床で使えるリスク因子
リスク評価に用いられる主な因子には、BOP(プロービング時出血)の頻度、PPD(ポケット深さ)≥5mmのサイトの数、過去の歯牙喪失数、全身疾患(糖尿病など)、喫煙の有無、プラークコントロールの状況が含まれます。これらを組み合わせて評価することで、画一的なリコールではなく個別化されたメインテナンスが実現できるかもしれません。
ただし、ツールに依存しすぎないことも大切
ただし、リスク計算ツールはあくまで補助的なものです。患者さんの生活背景、モチベーション、ライフイベントなど数値化できない要素も、実際の予後に大きく影響します。ツールを使いながらも、患者さんをひとりの人として総合的に見る視点が欠かせないのではないでしょうか。
それでは、また次回〜🦷✨