歯周病の進行様式と非線形モデル
2026年3月18日KO DH
バースト仮説をもとに歯周病の進行様式を解説します。
参考文献:Socransky SS, Haffajee AD「Evidence of bacterial etiology: a historical perspective」Periodontol 2000(1994)
「歯周病ってどんな風に進んでいくの?まっすぐ悪化するわけじゃないって本当?」
歯周病の進行は非線形
かつては歯周病の進行は「じわじわと連続的に進む」と考えられていました。しかしSocransky&Haffajee(1994)らの研究により、「バースト仮説(Burst Theory)」が提唱されました。この仮説では、歯周病は慢性的に安定した時期と急速に進行する「バースト(爆発的進行)」の時期を繰り返すとされています。
バースト仮説の臨床的意義
バースト仮説は、定期的なメインテナンスの重要性を改めて示しています。たとえ「今は安定している」患者さんでも、ある時期に急速な骨吸収が起きる可能性があります。定期的なX線検査やPPDのモニタリングを通じて、バーストの兆候を早期に察知することがメインテナンスの本質かもしれません。
ただし、すべての患者に当てはまるわけではない
ただし、バースト仮説はすべての患者・部位に均一に起きるわけではなく、リスク因子によって大きく異なります。個々の患者のリスクプロファイルに基づいた対応が、歯周病管理において最も重要なのではないでしょうか。
それでは、また次回〜🦷✨