禁煙支援の歯科衛生士の役割
2026年1月28日KO DH
5Aアプローチを活用した歯科での禁煙支援を解説します。
参考文献:厚生労働省「禁煙支援マニュアル(第二版増補改訂版)」(2018)
「喫煙している患者さんへの禁煙のすすめって、どこまで踏み込んでいいんだろう…」——そんなお悩みを持つ歯科衛生士さんは多いのではないでしょうか。
歯科衛生士が禁煙支援を行う意義
喫煙は歯周病の最大リスク因子のひとつであり、インプラント周囲炎や創傷治癒の遅延とも関連しています。歯科衛生士は定期的に患者さんと接点を持てる職種であり、「口腔の変化」という具体的な視点から禁煙の動機づけを行える強みがあります。口腔内の着色、歯肉退縮、口臭といった変化を「見せながら話す」アプローチは、他の医療職にはない説得力を持つかもしれません。
「5A」アプローチを活用する
禁煙支援には「5A」(Ask・Advise・Assess・Assist・Arrange)というフレームワークが有効です。まず「お煙草は吸いますか?」と問うこと(Ask)から始め、禁煙のメリットを伝え(Advise)、本人の禁煙意志を確認し(Assess)、具体的な支援をつなぐ(Assist・Arrange)という流れです。一度に全てを行う必要はなく、毎回少しずつ積み重ねることでも効果が出るかもしれません。
一方で、押しつけにならない配慮も必要
一方で、患者さんが禁煙に興味のない段階で強く勧めることは、関係性を損なうリスクがあります。「お口の健康と喫煙の関係についてご存知ですか?」という入口で様子を見るアプローチが、長期的に信頼関係を保ちながら支援するための知恵なのではないでしょうか。
それでは、また次回〜🦷✨